bさん、東北のエルメスに出会う(笑) [Muddyfox MFB ④号機]
2019年8月31日(土)です。週半ばの予報では土日は雨だったのでキャンプは諦めたのに・・・夕立がある程度ですね。
でも前日はずっと警報が出てました。お気にの北部の道はちょっと様子を見てからの方が良さそうです。
朝ごはんの後、東京の虎屋さんのお菓子で一服。夏茶碗ももう今日でおしまいどす。
京都の御所の横に今も「とらや」さんがあって、こちらは創業500年。京都の古い人は、京都人を裏切って東京に行ってしまわはったあと未だに思っ京都人への贈り物として東京の虎屋さんのお菓子はNGだったりして(笑)
ツーリングには行かないけど、福島県会津三島町から案内状をいただいていたので見に行くことにしました。京都市内は一方通行が多いので取り回しの苦手なハーレーでUターンしてるより自転車の方が絶対に早い(笑)
会場のある織成館があるのは、昔から西陣織で栄えた一角。
石畳の町並みが素敵です。
実際には使われてませんが、懐かしのポスト。
入り口でお蕎麦を打つ人。午後2時からお蕎麦のお振る舞いもあるそうです。
奥会津三島町の紹介やら、
奥只見線の写真も多数展示されてました。
本日のお目当ては手工芸品の山葡萄のカゴなんです。
案内状によると季節が冬へと変わり、周りが雪景色になると農作業を終えた人々のものづくりが始まります。自然からいただいた素材を用いて自らの手で民具を生み出す文化が三島では脈々と受け継がれています。
特に奥会津編み組細工は平成15年に国の伝統文化工芸品に指定され、その歴史は縄文時代まで遡ることができるそうです。
囲炉裏端で親から子へと使えられた暮らしの技術は今、奥会津の編み組の産地へと生まれ変わり多くのファンを魅了していると書かれていました。
探し始めて数年が経ちますがなかなか気に入ったのが見つかりません。東北の厳しい自然の中で育った山葡萄、100年以上も前から
丈夫さや美しさから東北のエルメスとも言われています。ただちょっとそのあたりのカゴとはお値段も比べ物にならず^^;気軽には買えません。
安いものは材料の山葡萄が海外であったり、国内のデザインでも作っているのが海外であったり、もちろんそんなことを気にせずに買ってしまえばいいんですが(笑)私の手仕事は家族や友人のために作っているから、作品の行く手がすごく気になるんですよね(だから販売とかは絶対にしたくない!)
自分が手作りする時がそうなんですが、手作りって作り手の魂がこもってるから、
自分が買うときにもできれば造り手さんに会って買いたいと思っていました。
そしてチャンスが巡ってきました。値段だけは予算オーバでしたが、サイズもお手頃ながらiPadも入るし、思い通りの作品に出会えました。
造り手さんのロゴの刺繍が入っています。
細工が細かいです。
バッグの中にもポケットが三箇所(自分でバッグを作るときに感じること、ポケットは手間がかかる笑)。
手間暇かけけて作られた作品!母から娘へ、そして孫へも伝えられるって、まさに東北のエルメスですね!!
修理もしていただけるとのことですが、大切に使いますね。
お目当てのお買い物が終わったらお腹が減ってきた。ということでこれまた路地の奥にあるわかりにくい場所ですが、絶品中華が味わえるお店へGO
京都の隠れ家的なお店、美齢(メイリン)です。小さなお店ですが、本格的な中華が味わえるとあって予約は必須。
今回はランチと、お気にの麻婆豆腐をいただきました。
まずは前菜。
ランチの干し海老と大根のスープはエビの出汁がきいていてむっちゃおいしいのです。
グツグツと音をたてながら出てきた麻婆豆腐。猫舌のくせに熱い麻婆豆腐が好きという。右下のは揚餃子。
これに花山椒をかけてご飯と一緒に。熱ご飯がススム君です♪
口の中が火事になるとメインのイカと野菜の炒め物で火消し(笑)
マーボー豆腐のおこげは美味しくてガリガリやりました(笑)
デザートは豆乳の杏仁豆腐でした。
お腹いっぱいなのですが、お蕎麦は別腹。
先程の会場に戻って裏庭の離れにご案内いただきました。
お蕎麦はローキン亭の蕎麦が一番好きという(笑)。日頃ランチでもお蕎麦を食べに行くことはめったにありません。理由は高い割にすぐにお腹が減る。店によっては頑固オヤジのうんちくを聞かされうんざり、満足度が低い(笑)
どうせ振る舞い蕎麦だから紙皿かなんかに・・・と思っていたら本格的なお蕎麦が出てきましたよ。
お蕎麦の盛った器の下が濡れてないと思ったら、お皿はなんとマタタビ製。水分を適度に吸い取るとのこと。
南島原のおいしい極細そうめんを食べる用に、これ欲しい!と思ったのですが、二枚で一諭吉超え・・・諦めましたが、いつか買いますよ(笑)
お買い上げの山葡萄のバッグですが、飴色になるのに3年ぐらいかかるそうです。ということで毎日朝起きたら撫でています。